2018-05-10 第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
先ほど申し上げたとおり、地域によっては代替作物への転換が難しい湿田等もあります。そうしたところにおいて、今後、こうしたことが起こった場合にも対応できるように、暗渠排水等の基盤整備の取組が必要になってくるというふうに考えております。 先日の宮崎県、鹿児島県両県の知事の要望にも恐らくそうした要望も含まれていたとは思いますが、基盤整備に対して、農林水産省の基本的な考え方をお聞きしたいと思います。
先ほど申し上げたとおり、地域によっては代替作物への転換が難しい湿田等もあります。そうしたところにおいて、今後、こうしたことが起こった場合にも対応できるように、暗渠排水等の基盤整備の取組が必要になってくるというふうに考えております。 先日の宮崎県、鹿児島県両県の知事の要望にも恐らくそうした要望も含まれていたとは思いますが、基盤整備に対して、農林水産省の基本的な考え方をお聞きしたいと思います。
その生産調整の実施の一つの方法として、これまで自給率の低い麦、大豆、飼料作物、そういったものへの作付け転換といいましょうか、誘導したわけでございますが、なかなか湿田等で作りにくいといったような状況もあるということで、今回法案も提出させていただいておりますが、米粉用米、飼料用米といったものについて取り組みまして、自給力、自給率の向上も図っていこうということでございます。
たとえば政府の六十五年見通しにおきましては、六十五年におきまして大体七十六万ヘクタール程度の転作が必要であるというふうに考えておりますが、現実の転作を進める上におきましては、すでに湿田等におきましてはなかなか転作は困難である、また、転作の定着につきましてもいろいろ問題もあるというようなことも伺っておりますので、これらをひっくるめまして、水田の持っております生産力を生かす。
当面考えておりますのは、水田の再編対策に関連をいたしまして、第三期対策に政府の方にお願いをいたしたいと思っておりますが、やはり湿田等におきまする転作作物といたしましてえさ米の生産をぜひ取り上げていただきたいということで、目下、系統の中で実験圃場等を持ちまして検討を続け、そういう要求を集約いたしましてお願いをいたしたい、かように思っております。
それから、圃場条件が悪くて転作ができないというところについては、湿田等においても転作できる作物もございますけれども、一般的には、やはり圃場条件を整備してより転作をしやすくするということが本流であろうと思います。
それとともに、こういう湿田等でも栽培可能な転作作物の開発研究というものも積極的に進めてまいりたいということでございます。
そこで、いまお話のございました米でございますが、水田利用再編成に関連をいたしまして、転作作物として、たとえば湿田等ではなかなかいい作物がないというところから、現在えさ米についてこれを奨励したらどうかという御議論がございます。えさ米につきましては、確かに水田をそのまま利用できるという点では非常に技術的な利点もございます。
特に五十六年度の予算といたしましては、新たに畜産経営と耕種農家の有機的連携を図るということによって飼料の利用率も上げていくし地力の向上も図っていこう、さらに湿田等の有効利用にも配慮していこう、こういうことで集団的な転作の促進事業を特に重視してまいりたい、こう思っているわけでございます。
そういう場合はトウモロコシ、ソルガムあるいはまた湿田等で問題になりますオオクサキビ等を考えますと、TDN収量はかなり高いものになると見ております。
飼料作物をつくるべきだというような畜産局長のお話でありますが、いまの湿田等では普通の飼料作物がなかなかつくりにくいのですね。しかも、あなたは、今度傾斜配分は二五%にして、水田面積は七五%で二期対をやられましたね。
湿田等で、最近の日本の農地というのは無機質になっておりますから、有機質にするためにもあるいは地力存確保するためにも、緑肥作物というものを考えて生産調整の中に入れて、切り込めば肥料になるということについてもいわゆる新生産調整の対象品目の中に入れていいだろう、こういうふうに思いますが、御検討いただきたい、こう思います。 それから、農業用燃料ですね。石油事情がこういう状況であります。
その際に、湿田等の場合に転作作物として何をつくるかという問題が出てまいるわけでございますが、青刈り稲というものも一つの飼料作物ということで、転作をするといいますか、これを利用することが当然考えられるわけです。もちろん、ただいま先生からもございましたような園芸用の敷料というような場合もあろうかと思いますが、主たるものはそういうえさ用ということで考え得るということで考えてみたものでございます。
それからまた、そういう湿田等でも応分の御協力はいただかなければいかぬわけでございますが、今回百二十億円という転作促進対策事業をつくりまして、県の知恵も入れました簡易な排水事業、そういうものもできるようになっておりますし、その他の一般的な排水改良事業、それからその土地に合った栽培技術の指導、そういうことを通じまして、いろいろ転作をしていただきたいというふうに考えておるわけでございます。
特に湿田等に対しましてはなるべく負担が軽くなりますように、排水条件等、まあ乾田率と言っておるわけですが、そういうものを百分の十のウエートで考えて配分をいたしておるわけでございます。
末端でそういう湿田等に対する御協力も願わなきゃいかぬ場合もあると思いますが、これについてはいろんな排水改良事業、公共事業もございますし、それから本年新たに百二十億の転換対策の特別対策事業と、そういう事業を設けまして、比較的小規模な排水事業も簡単に取り扱える、また都道府県知事の意向が十分くみ入れられる、余り国から細かいことをとやかく言わない、そういうような事業も組んでおりますし、また栽培技術、作物の選定等
ただ、御指摘のように、非常に重粘土質の湿田等におきましては、従来の区画整理による整地工をやっただけでは、もちろん裏作ができるような基盤はできないわけでございまして、これと並行して地下水をコントロールするための暗渠排水あるいは心土破砕というふうな工事を実施しなければならないわけでございます。
そして湿田等でなかなか転作のできないようなところにつきましては、土地改良の通年施工をやってもらう。それでもなおかつ事情が悪くてそういうこともできないという、やむを得ないものについては休耕をお願いする。これは一つの緊急措置でございます。
お手許に差し上げてあります資料で、たとえば地帯別でございますが、積寒、湿田等におきましては、仕事の内容が大体は灌漑排水でございますとか、あるいは区画整理とか、暗渠排水というようなことがおもになっております。また急傾斜地帯等におきましては、主として農道でありますとか索道という事業がおもなものになっております。
大体本年度におきましても、同様な方法によりまして、前年度に配分いたしました各特殊立法地帯の予算の比率によって、本年度も計上する、こういう方法をとつてきたのであります、なお、かくのごとくしまして配分されました各特殊立法地帯の各府県別の配分につきましては、振興計画面積の、湿田等につきましては、その裏作の利用率並びに水田の面積、農家戸数等の要素を基準にいたしまして、府県別に公正な方法で配分いたしております
○芳賀委員 そういう場合において、湿田に対する農業改良を行う場合は、たとえこの法律が通りまして、湿田単作地域として指定を受けた場合の湿田と、積寒法によるところの地域指定を受けた湿田等に対する農業改良という仕事は、やはり同一の取扱いを受けまして、逐次その成果を上げて行くように進めて行くわけであるかどうか、そういう点もお伺いしたいと思います。